ぼくの好きな、喫茶店。<江古田・トレボン>
- aoimegane
- 2018年3月17日
- 読了時間: 4分
将来の夢はコーヒー農家、おがわです。
インナワ名物のリレーブログ。
新たなラインアップとして、喫茶店を取り上げることとなりました。
田舎の駅前に佇む、古い喫茶店のように、
マイペースな存在感で、ゆるゆると。
取材という意味も兼ねて、自分に課したいことはこの二つ。
1、心から「好きな喫茶店」のことを、
2、「別の好きな喫茶店」で書く。
というもの。
単に休みの日は、コーヒー屋巡りしてますよってだけ。
それでは、さっそく内容に入りましょう。
まず、ぼくがコーヒーと出逢ったきっかけを、ほんの少しだけ聞いてください。
きっかけは新卒初任地、盛岡でのことでした。
営業マンて暇なんですよね。
特にぼくが新卒で入社した年は、2008年。
世の中は、リーマンショック真っ只中。
しかもぼくの仕事は、証券会社の新規開拓営業ってワケ。
アポイントとアポイントとの合間なんか、
知らないお宅にピンポンしてインターフォンごしに断られるか、
断られなさそうな見込みのお客さんの軒先でおしゃべりするか、喫茶店に行くかの、この3択。
ぼくは迷わず喫茶店へ足を運びました。
ちなみに最初のお客さんも、喫茶店のマスターでした。(おじいちゃん元気かな)
少し話はそれますよ。
盛岡という街は、知る人ぞ知る「映画館と喫茶店」の街。
映画館通りっていう通りがあるくらい。
幸運にもそんな文化に溢れた街で、社会人生活をスタートできたのは、
結構幸せなことだったんじゃないかと今でもよく思い出します。
まぁそんな街の喫茶店ていうもんだから、
常連さんにも、とても変わった人が多くて、
そこで知り合った、脱サラ開業したお兄さん(当時で30代後半くらい?)がとてもおもしろい人で、彼が始めたのが「コーヒー屋」だっていうんでとりあえず名刺をもらいました。
後日、オンボロビルの3階の、まるで倉庫(失礼!)みたいなお店へ行って、
そこで淹れてもらった、1杯のグアテマラ(コーヒー豆種)が、
とにかく、むちゃくちゃ美味しかったんです。
大学時代から、コーヒー自体はよく飲んでいました。
しかも、そんなに「適当な感じ」でもなかったと思います。
コーヒーメーカーを買ったり、
スタバとかでよくあるドリップパックを使ったり、
一応、それなりの努力をして、コーヒー環境は整えていた・・つもりでした。
そんな「つもり」な過去が一掃されるくらい、
この時の「豆の味がする!」という味覚に、衝撃を受けました。
ちょっと興奮気味に、お兄さんのコーヒー話を聞きながら、2杯目はマンデリン。
(この店は基本ポットで2杯分を提供をするため、この時点で4杯。)
ぼくがそれまでコーヒーだと思っていたのは、ただの黒い液体だと思いました。
この日を境に、ぼくの人生は茶色に彩られました。(汚)
このブログは、こんなきっかけでコーヒー好きの自分がいろんな店に行った備忘録。
読んだ誰かの「幸せなコーヒータイム」に少しでも役に立てたらいいなという想いでスタートします。東京の方が多いと思うので、まずは東京のお店だけを取り上げていきます。
盛岡のように、地方にもたくさんいいところはあるのですが、
せっかくであれば明日の仕事をサボって行けるようなところがよいと思うので。
さて、前置きはいつも長くなるもので。。。
初回の「好きな喫茶店」は、
人生で最も通っているであろう、
今住む街、西武池袋線、江古田駅徒歩2分のトレボン。

日本大学芸術学部、江古田キャンパスの目の前に佇むこの喫茶店は、現マスターが創業し30余年。
ほぼ自分と同い年くらいのこのお店で流れている曲は、ガチなクラシックのみ。
店内にも楽器をモチーフにした、かわいい小物や装飾が多く飾ってあります。

みなさんも行ったことがあるかもしれませんが、
名門喫茶の中には、結構「堅苦しいお店」って結構ありますよね。
「こだわりはわかったから、もうちょい居心地よくなんないかな?」って感じの。
そういった堅苦しさがまったくなく、穏やかな笑顔のマスターと、
近所の常連さんがおしゃべりしたり、打ち合わせをするサラリーマン、
子供連れのお母さんたちも来るような不思議な雰囲気を持った、純喫茶です。
コーヒーは、もちろんどれを頼んでも美味しいのですが、
一押しは、トレボンブレンド(500円)
有田焼の水色線の入ったとても綺麗なカップで提供されます。

注文した時にマスターがドイツ製の銅製の器具でコーヒーを温めます。
道具好きにはこれもたまらない。

*食べログ投稿写真より引用
また、子供連れで喫茶店にいくと、食べ物がなくて困ったりしますが、
小腹が減っても、十分に満たしてくれるサンドウィッチや、クロックムッシュ、ナポリタンなどの食事メニューもあり。スイーツ好きには、レアチーズケーキや、喫茶おなじみのコーヒーゼリーなどもあります。

*食べログ投稿写真より引用
喫茶店の魅力は、
その街、その街の表情があって、歴史を知っていること。
そこに行くと、かならず人がいること。
「ぼくの好きな、喫茶店。」
初回はご挨拶代わりの一稿ということで、このへんで。
2018.3.11 コーヒーのことを考えて@中目黒
<紹介の喫茶店>
<これを書いた喫茶店>
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