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インナワ酒場放浪記⑤~松本クラフトビールフェスティバル遠征~

どうもこんにちわ。トミタです。

残暑も和らぎ、だいぶ肌寒くなってきた今日この頃ですが、

皆様いかがお過ごしでしょうか。

僕は例によって秋冬物をいつ押し入れから引っ張り出すか悩み続けています。

さて、去る9/14~9/17に、信州は松本市の松本城公園にて

「クラフトビールフェス松本」が開催されました。

ビールフェスということで、もちろんメインはビールなのですが、

なんとこのイベントに、我々インナワも演奏者としてお声がけいただきましたので、

インナワ有志にて松本まで演奏に行ってまいりました!

我々インナワ有志は開催二日目の9/15に参加させて頂いたのですが、

当日はあいにくの雨模様…。

しかしそんな天気の中でもこの賑わい!

昨今のクラフトビールブームの力強さを感じます。素晴らしい。

雨でもやっぱりビールは美味しいからね!

ちなみにこちらが当日のブルワリーラインナップ。

やはり信州のブルワリーが多いですね。

他のビールイベントでもよく出展する志賀高原ビールや南信州ビール、ヤッホーブルーイングをはじめ、

他にほとんど都内で見かけることのないブルワリーも多々。

これはテンション上がりますわ…!

それでは早速ビールを頂きましょう!

まず一杯目は野沢温泉で作っている「里武士」(リブシー)の「野沢ホワイト」という

ヴァイツェンから。

この里武士というブルワリー、実は僕は昔からの大ファンで、毎冬ここのビールを飲むために

野沢温泉まで行っているくらい好きなブルワリーです。

イギリス人のリブシーさんが野沢温泉の水やその地の人情に惚れ込み、野沢温泉でビール作りを

始めたのがきっかけとのことですが、現在は野沢温泉の立ち寄り湯「大湯」の向かいにタップルームが

あり、毎晩ビール好きで賑わっております。

以前は醸造量も少なかったため、野沢温泉まで行かないと飲むことができない幻のビールだったのですが、

最近は醸造設備を拡張したために製造量も増え、少しずつ他の地域でも飲めるように…!

なんとありがたいことか…!

そしてこの「野沢ホワイト」も相変わらず実にうまい…!

華やかさと複雑な風味を併せ持っており、あとを引く旨さです。

次は地元松本で醸造している「松本ブルワリー」のペールエールを。

この松本ブルワリー、実はこのビアフェスの開催者である林さんが地元松本を盛り上げるために

最近立ち上げたブルワリーとのこと。

街への愛情に満ち、何より鮮度が抜群なビール!

酵母が生きているようなフレッシュな味わいとホップの絶妙のバランスがたまりません。

引き続いては信州東御市の「オラホビール」の「ツートーンセッションIPA」を。

このオラホビールも、僕が昔から大好きなブルワリーの一つです。

たまにスーパー等で見かける「キャプテンクロウ」が有名かもしれませんね。

ここは上田駅から車で20分弱の高原に直営店があるのですが、この高原の眺望とビールの組み合わせが

非常に素晴らしく、何時間でも居着いてしまう名所です。

個人的には特にペールエールなどのエール系ビールのバランスが出色だと思っています。

このツートーンセッションIPA,グレープフルーツとミントを使った「ツートーン」とのことで、

最初にグレープフルーツの瑞々しさ、後からミントの爽やかさがやってくる、非常に夏向きなビールです。

こいつもゴクゴク飲めてしまうわ…!

続いてはまた野沢温泉「里武士」のIPA(ハンドポンプ版)を。

先程「里武士の大ファン」とか言っておきながら大変恐縮なのですが、

恥ずかしながらこの僕、リブシーさんのIPAは初めて拝見いたしました。

先述の通りリブシーさんはイギリス出身なので、作るビールもパブエールのような

ブリティッシュなものが多く、どちらかといえばアメリカンなIPAはほとんど作って

いなかったような印象です。

しかしそんなリブシーがIPAを、しかもハンドポンプで!となると、これは飲まずには

いられません。

(ちなみに、普通のポンプはガス圧を使って注ぐのでどうしても炭酸が強くなってしまう

のですが、ハンドポンプはガスを使わず人力で注ぐので、普通のポンプに比べて炭酸が

弱めになり、よりビール本来の味が楽しめる、というものです)

早速飲んでみると、やはりリブシーらしい玄妙な風味!

アメリカ西海岸のような「ホップ効かせりゃいいんだろ!」みたいなIPAでは全くなく、

モルトの甘さや風味がしっかり表に出てきつつ、酵母の香りも生きているビールです。

そしてそれらとホップとのバランスが最高!

ハンドポンプということもあり、しっかり「飲ませる」IPA。こりゃ旨い。

我慢できずに飲んでしまった図

続いては埼玉から、秩父麦酒の「しろくまレベル5~オレンジver.~」を。

この秩父麦酒も2017年創設とかなり新しく、北海道出身のご夫婦が醸造している

小さなブルワリーです。

なので、僕も実は飲んだことがないブルワリーなのですが、周囲から「ここのビールはうまい」

という噂をかねがね聞いていたこともあり、ひそかに狙っていたビールでもあります。

この「しろくま」はニューイングランドIPAというスタイルですが、このスタイルは最近

クラフトビール業界でかなり流行っているスタイルでもあります。

特徴としてはソフトな口当たり、トロピカル感やシトラス感の強いフレーバー、濁った見た目…

というものですが、従来のIPAのようなホップの「苦み」はそこまで強くない一方で、

ホップの「香り」を強く感じられる、というタイプのIPAです。

というわけで一口飲んでみると、鼻いっぱい、口いっぱいに広がるオレンジ&ホップの香り!

さわやかさが溢れんばかり、といった飲み口から、柑橘とホップのほろ苦さが喉を刺激し、

ぐいぐいと飲めてしまいます。

度数も結構あるはずなのに、まったくそれを感じさせないさわやかさ…!

これは実に危ないビールですね。あっという間に飲み干してしまう。

最後にアメリカ・ソルトレイクシティ発祥の「EPIC BREWING」と先程の「松本ビール」の

コラボIPAを頂きます。

このEPIC、当初はユタ州ソルトレイクシティで醸造していたのですが、

ユタ州はモルモン教の影響が強く、ハイアルコールビールを作るにはかなり厳しい環境だったことから、

最近コロラド州デンバーにメイン醸造所を移転した、というエピソードのあるブルワリーです。

アメリカでもいろいろあるんですね…。

ちなみにその事件をきっかけに作った「Escape to Colorado」というビールもとても旨い。

さて、気になるこのコラボビールの味ですが、

大変お恥ずかしながら、僕の手元のメモに「うまい」としか書いてありません!

いや、実際にホップがしっかり効いてうまかったことは覚えているんですけどね…。

細かな味まではちょっと…。

他のインナワメンバーの飲んでいるビールもちょいちょい味見させてもらっていたので、

既にしっかり出来上がっていた可能性が濃厚です。。

とまあそんなこんなで、とてもすばらしいビールイベントでした!

ビールのレベルは非常に高く、またフードの充実っぷりや会場の暖かい雰囲気も非常に素敵。

是非また来年もお邪魔したいと思います!

お招き頂いた林さん、福澤さんをはじめとした運営の皆様、ありがとうございました!

(注:すっかり忘れておりましたが、ビールを飲む前にちゃんと演奏しております。あしからず。)

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