【番外編】 首都圏からこんにちは(日光編その2)
- 大橋
- 2019年1月12日
- 読了時間: 3分
首都圏からこんにちは。宇都宮在住の大橋です。
前回はライトな日光市をご紹介しましたが、今回はいよいよ日光の真髄に迫るべくディープな日光をご紹介します。
○ 中禅寺湖
日光東照宮から車で約45分、車酔いの聖地 いろは坂 を超えると中禅寺湖が見えてきます。
活火山である男体山の噴火によりできた堰止湖です。中禅寺湖畔は明治期にヨーロッパ人によって避暑地として見出され、各国大使館の別荘が作られました。今でもフランスとベルギーは現役の別荘があり、イタリアとイギリスは記念公園として整備されています。

特に英国大使館別荘記念公園は2016年に整備され、素晴らしい眺望と、英国大使館総料理長監修のスコーンを食べることができます。



かつてヨーロッパ人がイギリス湖水地方やスイス湖水地方の面影を見たその景色は、時を忘れて見惚れるものです。何時間でも見てられるそんな景色を是非ご覧ください。
○ 戦場ヶ原
中禅寺湖からさらに奥に向かうと、広大な湿地帯が現れます。
それがラムサール条約に登録された戦場ヶ原です。
戦場ヶ原とはかつてそこで神々が争ったことが由来と言われ、それくらい広いのです。
遊歩道が整備されており、その湿地帯や男体山を眺めながら自然散策をすることができます。
ゴールの湯滝は落差50m、幅25mの立派な滝であり、奥日光3名瀑のひとつに数えられます(それが凄いのかどうかよくわかりませんが…)。



夜間は星が綺麗に見れますが、熊が出ますのでご注意ください。
冬は昼間でも氷点下のままで死にかけますご注意ください。
○ 湯西川温泉
戦場ヶ原とは真反対、山をいくつも越えると湯西川温泉に辿り着きます。
平家が隠れ住んだと伝えられるエリアで、鶏を飼わない、こいのぼりを上げないなど、その存在が見つからないための習慣が今でも残っていると伝えられる温泉街です。
温泉としては日光でも一番の泉質を言われ、冬場はその豪雪を逆手にとりかまくらまつりなど行い大いに盛り上がっています。また、インスタ映えする旅館もあり、フォトジェニックさを求めていくのも良いでしょう。



日帰り温泉もあるので、温泉だけでもお楽しみいただけます。
・ 湯西川水の郷 (https://yunishigawa-mizunosato.jp/)
しかしいかんせん交通の便が悪い(宇都宮から車で2時間ほどかかる)のが難点。
事前にご連絡いただければ大橋ハイヤーがご送迎いたします。
○ 奥鬼怒温泉郷、鬼怒沼
ここに比べれば湯西川温泉がまだ都会に感じる、そんな秘境の温泉が奥鬼怒温泉郷です。
なにせ自家用車が進入禁止なので、手前の駐車場から1時間半歩くか、宿のバスに乗るしか辿り着く方法が無い、そんな温泉が奥鬼怒温泉郷です。
泉質は強力な硫黄泉でお肌がツルツルになる美肌の湯です。
温泉宿は4軒あり、写真はそのうちの1軒 加仁湯 です。

奥鬼怒温泉郷から登山道が伸びる鬼怒沼は、それぞれ水質の違う大小48個の池塘があり、その水源はいまだ明らかになっていない、謎に満ちた湿原です。標高2000m前後に位置し、天空の湿原ともいわれ、鬼怒川の源流でもあります。

夏場でも20度を超えない涼しい場所ですので避暑に行かれるのも一興です。
以上日光市をご紹介させていただきました。
歴史と自然あふれる日光市は魅力がたくさんあります。少しでも興味を持っていただければ幸いです。
最後に、日光市でオリンピックが開かれる可能性があったことをお伝えして終わりに致します。
・ 幻の「1940年日光オリンピック」開催地候補を巡ってみた (http://portal.nifty.com/kiji/171206201393_1.htm)
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