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指揮者にまつわるアレコレ②

  • 2018年5月5日
  • 読了時間: 3分

こんにちは、竹内です。

みなさま、GWを満喫されていますか?

私は京都の大きな日本酒イベントに遊びに行き、たくさん利き酒をした後、いい気分で京の町をうろうろ散歩したりしております。

(ちなみに、SAKE Spring というイベントでした http://taiken.onozomi.com/sakesp/)

さて、今回は指揮に関するテーマ第二弾として、「指揮者」からパッと連想されるもの、「指揮棒」について、アレコレ考えてみたいと思います。

「指揮棒」って、何だかちょっと特別感のある道具ですよね。

全く指揮をしない人でも、指揮棒を持つと何となく雰囲気が出ます。指揮者のコスプレをするには、スーツ姿で指揮棒を握れば十分です。

オーケストラや合唱の指揮棒とは異なる形状ですが、マーチングバンドのドラムメジャーもかっこいいバトンを掲げています。

音楽からは離れますが、ハリーポッターが操るような魔法の杖にも通ずるものがありますよね。

そんな我々からは特別・特殊な道具に見える指揮棒ですが、商売道具として日々触れ合っているプロの指揮者たちにとっては、どのような存在なのでしょうか?

そんな疑問に答えてくれる興味深い本がありますので、紹介させてください。

1.書籍紹介

「指揮棒は魔法の杖? マエストロが語る指揮棒考」音楽之友社

エックハルト・レルケ 編  野口剛夫 訳

この本は、ドイツ人の著者が1999年に当時第一線で活躍していた世界各国のオーケストラ指揮者(もちろん、今もバリバリ活躍している方たちも含まれます)約40名にインタビューした内容をまとめた本です。

インタビューのテーマは、「あなたにとって指揮棒はどのような存在か?」です。

一流のプロ指揮者たるもの、さぞかし指揮棒に対する強い愛着を語ってくれるのだろうと思いきや、意外と「指揮棒は鉛筆でも何でもいいんだ」とか「指揮棒は当然持つものだと思っていたから、そもそもなぜ指揮棒を持つのかなんて聞かれても分からないよ」などのライトな返答があったりして驚かされます。

もちろん、指揮棒に対する強い拘りを持つ指揮者や、指揮棒を持つこと・持たないことのメリット・デメリットを冷静に分析している指揮者も存在し、人による温度感の違いが大きいです。

2.ツールとしての指揮棒の機能

先の書籍や私の拙い指揮経験を踏まえてですが、ツールとしての指揮棒の機能は、シンプルに「腕が伸びる」の1点に尽きると思います。

数字があった方が分かりやすいので、簡単な算数の話をしますが、

私の場合、肘から指先までの腕の長さは約35cmです。

肘を円の中心として、30度の角度分、腕を動かす場合、

直径×円周率×(30/360)=70cm×3.14×0.083≒18cm

より、腕の先端(指先)は約18cm移動することになります。

次に、竹内に35cmの指揮棒を持たせると、腕が2倍に伸びたことと等しくなります。

腕が伸びた竹内について、上と同じ計算をすると、

140cm×3.14×0.083≒36cm

となり、同じ30度分の腕の運動でも、腕の先端(=指揮棒の先)は2倍の距離を移動できることになります。

つまり、指揮棒を持つことで、小さな角度の運動でも、腕の先端(=指揮棒の先端)が大きく移動してくれることになり、

・指揮を振る体力を節約できる

・複雑な動きを指し示しやすくなる

などの効果が生まれます。

指揮棒のメリットは大きいものの、器楽ではなく合唱の場合、演奏者と指揮者の間に「指揮棒」という道具を介在させると、両者間のシンクロ度がどうも薄まってしまうような気がしています。

そのため、私はこれまでの合唱指揮でほとんど指揮棒を持ちませんでしたし、プロの合唱指揮者の皆さんを拝見していても、指揮棒を持たないスタイルの方が多いように感じています。

このあたりのテーマについて、次回のブログで触れてみたいと思います。

なんだか、取り留めのない文章になってしまいましたが、第二回の投稿は以上とさせていただきます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!


 
 
 

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